医療事務からフロントエンドエンジニアへ、転身を決めた理由は? - らくのーと。

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2022年12月23日

医療事務からフロントエンドエンジニアへ、転身を決めた理由は?

こんにちは!
ラクスパートナーズ採用担当です。

弊社社員の働き方やキャリアが見えると好評のインタビューシリーズ

フロントエンドエンジニアの魅力をもっと探っていくため、医療事務から転身したDaikiさんにお話を伺いました。

フロントエンドエンジニアを志したきっかけや、研修や実際の仕事を通して得たリアルな実感について、「私もやってみたい!」と思えるエピソードをたっぷり聞けました!

フロントエンドエンジニアを目指すまで

-前職はまったく異分野の医療事務ですよね。どんなお仕事だったのですか?
勤務先の診療所には在宅診療科という科目があって、医師と看護師が患者さんの自宅を訪問して診療を行っていたんです。
私は同科を担当する事務スタッフとして、患者さんやご家族との契約の手続き・管理、請求業務などを担当していました。

-新卒で医療事務に就職したのはなぜだったのでしょうか?
患者さんは病院が好きで利用しているのではなく、治療のために必要だから足を運びますよね。
つまり、医療は好き嫌いに関係なく、世の中に必要とされること。そうした不可欠な分野で力になりたいと思い、医療事務の道に進みました。

また、私は何事もコツコツと進めることが好きなタイプで、そうした性分も事務という仕事に合っていると思ったんです。

-コツコツ志向は、エンジニアにも共通しますね。エンジニアに興味を持ったきっかけは何だったのですか?
デヴィッド・フィンチャー監督が「Facebook」誕生の裏側を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』を観て、「プログラミングってすごい!」と思ったのがきっかけです(笑)。
ちょうどその頃、前職で3年経ち、「このままでいいのか」と、将来に漠然とした不安が募っていたタイミングでもありました。

そこで、まずは事務以外でできることを増やそうと思い立ち、無料のプログラミング学習サービスを利用し始めたんです。

-思い立ったら即行動!その行動力はすごいですね。
確かに、興味を持ったことにはいろいろと手を出したいタイプですね。
プログラミング以外では、ファイナンシャル・プランナーの資格取得にもトライしてみようと考えたくらいです。

そして、学べば学ぶほど、プログラミングのおもしろさに惹かれ、エンジニアを目指そうと決意し、そうなったら即行動と、前職を辞めてITスクールに3カ月間通い始めました。
ただ、そこで集中的に学んだのは、主にバックエンドで使われるRubyというプログラミング言語でした。

-学んだのはバックエンドだったのですね。フロントエンドの面白さに目覚めたのはなぜだったのですか?
スクールの最終課題でポートフォリオをつくったのですが、Rubyを使いつつ、JavaScriptを独学で勉強して活用してみたんです。

すると、自分でプログラミングした内容がすぐに画面に反映されて、「自分の手でここまでつくれるんだ」と感動したんですね。
その感動が忘れられず、フロントエンドの仕事をやってみたいと思うようになったんです。

ラクスパートナーズへの入社理由

-そして転職活動。いざ始めてみて、率直にどう感じましたか?
これは大変だなと(笑)。
スクールや独学でプログラミングを学んだとはいえ、エンジニアとしての実務経験はゼロ。

スクールの人たちにも「未経験扱いになるので、転職活動は簡単ではない」とはいわれていたのですが、エントリーしても想像以上に返事が来ませんでした。

-めげることなく、弊社と出会ってくれたんですね。弊社では自社サービスの開発を行わず、お客様先で開発を行うスタイルです。そうした面に抵抗感はなかったですか?
なかったですよ。むしろメリットが大きいと思っていました。
というのも、ラクスパートナーズに入社すれば、いろんなお客様のいろんなプロジェクト・開発環境を経験でき、「いいトコどり」ができるからです。

一方、自社サービス側に就職すると、「この開発については習熟できた。次のステップに進もう」と思っても、プロジェクトを変えることはなかなか困難です。
それこそ転職して別の会社に移るしか選択肢がない場合も考えられ、キャリアにおけるリスクが高いと思っていました。

-幅広い経験を積みたいと思っていたのですね。ラクスパートナーズという会社にはどんなイメージを持ちましたか?
「研修が充実している」という印象を持ち、入社の決め手にもなりました。
弊社なら3カ月間みっちりと研修で学び、実践に直結したスキルを身に付けたうえで、プロジェクトに入ることができます。
しかも、研修期間中にも給料を満額もらえることも大きかったですね。

-当たり前のことではない?
研修期間中に給料が減額される企業もちらほらありました。そういう状況では早く研修を終えたいという「焦り」が先走り、研修が疎かになってしまうのではないかという危惧がありました。
その点、ラクスパートナーズでは収入面にも安心して研修に専念でき、しかも研修3カ月間の研修は短くもなく、長すぎず、ちょうどいいスパンだと思い、入社を決めました。

-弊社の面接を受けた際の印象はどうでしたか?
会話ベースでフランクに話が進んだのですが、実は緊張しっぱなしでした(笑)。
最終面接も手応えは全然なかったです。

でも、面接してくださった皆さんが会社について丁寧に話してくれて、とても好印象を抱きました。
「研修中には給料が下がりますか?」という質問も、応募者からはなかなかしにくいものですが、聞かずとも「給料は変わりません」ときっぱり断言してくれました。
おかげで安心感がいっそう強まったことを覚えています。

研修を受けて感じたこと

-続いて入社後について伺っていきますが、3カ月間の研修では何を学びましたか?
まず導入編としてHTML、CSSの基礎について学び、フロントエンドの知識のベースを固めてからJavaScript、そしてJavaScriptライブラリのReactとTypeScriptについてみっちりとやりました。

-正直きつかったですか? それとも楽しかった?
その両方を感じました。
きつかったのは、研修のスピードについていくこと。

でも、食らいついていけばできることが増えていったので、モチベーションは高かったです。
実際のプロジェクトですぐに活用できる技術ばかりなので、身に付けるたびに自信にもなりました。

楽しかったのは、チーム制作ですね。
新卒入社の社員も含めて20数名の同期と一緒に研修を受け、4~5名のチームに分かれて制作実習を行ったんです。

HTMLの基本コードと画像が支給され、Reactでデザインの実装や動きをつけていくというものです。チームでつくり上げていく面白さを味わうことができ、あらためて「フロントエンドって面白い!」と実感できました。

-同期の仲間の存在も大きかったのですね。
本当にそうです。知識・技術についてカバーしあいましたし、時には競い合うこともありました。そうやって刺激しあえる仲間がいると、「負けずに頑張ろう」と励みになりますよね。

中途入社なのに同期の仲間に恵まれ、今もメッセージのやりとりをしていて、たまに飲みに行っています。オンラインで集まって飲むこともありますね。

フロントエンドエンジニアの業務

-研修を終えてから、どんな業務を担いましたか?
国内最大級の動画配信プラットフォームを提供しているクライアント企業にて、新機能のユーザー側画面の設計・開発を担当しました。

このプラットフォームは、企業が研修や商品プロモーション、株主総会、エンターテインメントなどの動画を配信する際に活用されるものです。
その機能の一つとして、再生回数や視聴時間などを解析する解析機能を新たに追加するにあたって、フロントエンドの開発チームに加わりました。

-いきなり重要かつやりがいのある仕事に携わったのですね。
そうなんです。てっきり最初はテスト業務などからスタートするのかと思いきや、Webデザイナーさんが制作するデザインにもとづき、自分で設計書を起こし、それをもとに実装するという仕事を一貫して経験できました。

早く実務経験を積みたいと思っていたので、すぐにチャンスが巡ってきたという感覚でした。

-1年経った現在は、どんな業務を行っていますか?
引き続き同じ動画配信プラットフォームに携わっています。

今はユーザーが動画ポータルサイトを簡単に公開できるサービスについて、サービス全体の追加機能の画面設計から実装、テストまで全工程を担当しています。

-Webデザイナーとやりとりする機会も多いのですか?
はい。デザイナーがAdobeソフトでデザインをつくり、私たちフロントエンドエンジニアがそのデザインを実装します。

まずはエンジニア側でコードレビューを行い、仕上がった段階で企画側やデザイナーに確認していただくのですが、特にデザイナーにはこだわりの強い方が多く、ちょっとでもレイアウトにズレがあると指摘を受けます。

-なかなかシビアですね。エンジニア側から「こうしたほうがいい」と提案することは?
ありますよ。「このボタンはここにあったほうが使いやすい」とか、そうした意見やアイデアがあれば、エンジニアのリーダーを通して提案しています。

-わずか1年ですごいですね。研修で学んだことは役立っていますか?
モロに活かせています。業務ではReactとTypeScriptをおもに使っていて、どちらも研修で学んだのでスムーズに使いこなしています。

なかでもReactはチーム開発の研修で使った経験があり、かつ研修3カ月目に集中的に学んだことが今に活きています。

今後の目標とメッセージ

-どんなエンジニアを目指していますか?
フロントエンドとバックエンドのすべてをカバーできるフルスタックエンジニアです。

実は以前、バックエンド側の開発の手が足りないという状況になって、私が手を挙げてヘルプに入ったことがありました。バックエンドも早く経験したいと思っていたので、いいチャンスを掴んで貴重な経験ができました。それを機に、PHPについて勉強し、フロントとバックのかかわりについて理解できたことも大きな収穫でした。

-すでにフルスタックへの道が見えてきているのですね。
いえいえ、まだまだです。もちろんチャンスがあれば積極的に携わっていきたいですが、まずはフロントエンドを突き詰めていきたいと思っています。

というのも、ポータルサービス全体の追加機能を担当することになった際、チームにクライアントの社員の方が加わったんですね。
その方がすごくできる人で、私がレビューを出すと、細かい部分までバシバシと指摘してくださったんです。

「自分は雑にやっていたんだな」と気づくきっかけになりましたし、それ以来「フロントエンドは奥が深い。もっと極めよう」という気持ちを強くしています。

-職場以外でもスキルアップに励んでいるのですか?
はい、やっていますよ。会社の書籍購入制度を活用したり、オンライン研修プラットフォームのカリキュラムを受講したり、毎日1時間は必ず勉強するようにしています。

今は仕事で使っているTypeScriptのスキルアップに励んでいるところです。他にもNext.jsなど様々なライブラリを使いこなせるようになりたいですし、バックエンド側も見据えてPHPについてももっと掘り下げていきたいと思っています。

-最後に、後輩の皆さんへメッセージをお願いします。
ラクスパートナーズの研修はとても充実しています。
でも、研修後早々に現場で技術を発揮したいと思うなら、自分で時間をつくって勉強することも必要不可欠です。

エンジニアにとって大切なのは、常に学習し続けることだと思います。
私も学ぶことばかりです。一緒に刺激しあい、学びあえることを楽しみにしています!

rp-saiyou

ラクスパートナーズ 採用担当

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