約半分の仕事がAIに奪われるって本当?その根拠と対策方法を解説!- らくのーと。

仕事を知る

2022年9月29日

約半分の仕事がAIに奪われるって本当?その根拠と対策方法を解説!

「今の仕事がAIに奪われるのではないか?」
「AIによって仕事がなくなる前に転職した方がいいのでは?」

こう感じている人は多いでしょう。

なぜなら「20年後には約半分の仕事がなくなる」と言われているからです。

そこで本記事では、このような不安を抱える人に向けて

・AIができること
・AIによって奪われる仕事と奪われない仕事
・AIに仕事を奪われない方法

これらについて解説しています。

将来性のある仕事に就きたい方は参考にしてください。

まずはAIができることを理解しよう

AIによって奪われる仕事・奪われない仕事を理解する前に「AIは何ができるのか」を知っていきましょう。

それによって、今後さまざまな仕事がどう変化するのか予測できます。

AIを簡単にいうと「人工知能」のことで、AIができることは以下の通りです。

・画像や音声の認識
・最適な動作の選択
・自動的に学習し、将来を予測する

つまり、以下の要素を持った仕事は奪われる可能性が高いと考えられます。

・ルーティン作業
・知識さえあればできる作業
・スピードが重視される作業

このようにAIができることを考えると、自然とAIに奪われる仕事・奪われない仕事の判別ができるのではないでしょうか。

中でも、AIが特に注目を集めた要因は「自動的に学習する」という点です。

ビッグデータをAIにインプットさせると、自らデータの特徴を分析し、それに合わせた動きをします。

ビッグデータを取り入れることができるようになったのは、インターネットの影響が大きいでしょう。

身近な機械学習の例を紹介すると、YouTubeを視聴している際、同じ画面に「関連動画」が出てくるかと思います。

この仕組みは、あなたが普段観ている動画をAIが分析します。分析結果をもとに「今までの傾向からすると、おそらくこの動画も好みだろう」とAIが判断し、おすすめとして表示しているのです。

AIによって奪われる仕事

先述の通り、AIに奪われる仕事は以下3つの要素を持った仕事です。

・ルーティン作業
・知識さえあればできる作業
・スピードが重視される作業

以下、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

ルーティン作業

最も代替されやすいのは、ルーティン作業です。

単純業務であれば、人はAIの正確性に敵いません。

実際、乳がんの転移状況をレントゲンから発見する作業において「医師よりもAIの方が精度が高い」という報告もあるほどです。

あなたも普段やっている仕事の中で、単純業務はありませんか?

・何かを決められたルールに沿ってチェックする作業
・項目ごとにデータを集計する作業
・テンプレートに沿ったメール送信

このような単純業務は、AIに奪われる仕事といえるでしょう。

知識さえあればできる仕事

知識をインプットする記憶力においても、AIに分があるでしょう。

例えば、私たちは分からないことをネットの検索エンジンを使って調べますが、大抵の知りたい情報は入手できます。

人の脳にあれだけの情報量を記憶するのは、まず不可能です。

また記憶の定着率においても、AIは強いです。

あなたも、人とした約束をつい忘れてしまったことはありませんか?

人であればつい忘れてしまうようなことでも、AIは1度インプットすれば忘れません。

このように、記憶力においてもAIの方が勝っているため、知識さえあればできる仕事はAIに奪われる可能性が高いでしょう。

スピードが重視される仕事

物事や情報の処理速度においても、人はAIに勝てません。

例えば、東京大学が行った「AIと人間の計算スピードを比較した調査」があります。

この結果によると、計算スピードに約6万倍もの差があると分かりました。

このように、スピードが重視される仕事はAIの方が圧倒的に速いため、奪われる可能性が高いでしょう。

参考「大学ジャーナルONLINE:簡易人工知能で計算速度6万倍に、界面構造の予測に成功 東京大学」

AIによって奪われる具体的な仕事

これまで解説したポイントを踏まえて、AIによって奪われる具体的な仕事を紹介します。

10年後になくなっている可能性が高いといわれるのは、以下の仕事です。

・士業(会計士・税理士・司法書士・行政書士・社労士など)
・金融系の営業職
・銀行員
・歯科医師
・薬剤師
・受付
・データ入力や管理
・経理
・電話オペレーター
・スーパーやコンビニの店員
・警備員
・タクシードライバー

上記で紹介した3つの特徴のうち、どれかに該当する職業といえるでしょう。

AIに奪われにくい仕事

奪われる仕事がある一方で、AIに奪われにくい仕事も存在します。

そのポイントは以下の2つです。

・人の感情が関わる仕事
・AIを活用する側の仕事

AIとしてどれだけ優れていても、人に敵わないところもあるのです。

詳しくは以下で解説していきます。

人の感情が関わる仕事

人の感情を汲み取ることは、AIには困難です。

・人の気持ちに寄り添った対応をする
・相手の発している言葉から感情を読み取る
・倫理的に考える

これらは、人間にしかできないことでしょう。

人の感情が関わる仕事とは、以下のような職業です。

・医師や看護師(患者の気持ちに寄り添う必要がある)
・弁護士・検察官・裁判官(問題はパターン化できても、人の感情までは読み取れない)
・教員(子どもの感情を汲み取りながら関わる必要がある)

よって、人の感情と密接に関わる仕事ほど、AIに奪われる可能性は低いでしょう。

AIを活用する側の仕事

AIに仕事を奪われないもう1つのポイントは「AIを活用する側の仕事」です。

これらはAIと共存する仕事のため、AIが進歩してもなくなりません。

具体的にはAIエンジニアやデータサイエンティストなどが該当し、ほとんどが最近誕生した仕事です。

またこれから先、新しく生まれる仕事もたくさんあるでしょう。

世の中には「AIに多くの仕事を奪われて、失業者が増えるのではないか」という意見もあります。

しかし、なくなる仕事があるのと同時に、新しい仕事も次々と生み出されるため、そこまで悲観的に考える必要はないでしょう。

大事なのは「世の中の変化に適応する力」を備えることです。

AIに奪われにくい具体的な仕事

これまで解説したポイントを踏まえて、AIに奪われにくい具体的な仕事は以下の通りです。

・AIの技術開発者・研究者
・データサイエンティスト
・IT系の営業職
・クリエイター
・アーティスト
・医師や看護師
・弁護士・検察官・裁判官
・教員
・コンサルタント

どれも上記2つのポイントのうち、どちらかを押さえた職業といえるでしょう。

AIに仕事を奪われない方法

では実際、AIに仕事を奪われないためにはどうしたらいいのでしょうか。

ここでは、AIに仕事を奪われない方法を3ステップで解説します。

STEP1:AIの得意分野を理解する
STEP2:AIに関する知識・技術を身につける
STEP3:AIを取り扱う企業に就職する

以下、それぞれの詳細を解説していきます。

STEP1:AIの得意分野を理解する

こちらは、本記事でこれまで解説してきた内容です。

AIの得意分野を理解すれば「AIの得意なこと」と「人間の得意なこと・人間にしかできないこと」が判別できます。

すると、自然とAIに奪われない仕事選びができるでしょう。

1度読んだだけでは理解できない箇所もあると思いますので、しっかりと理解できるまで、何度も本記事を読み返してください。

STEP2:AIに関する知識・スキルを身につける

AI・人間それぞれの得意分野を理解できたら、次はAIに関する知識・スキルを身につけることをおすすめします。

というのも、先ほど紹介した「AIに奪われにくい具体的な仕事」の中でIT系以外の職業は、専門的な資格が必要だったり大学の専門学部を卒業していないとなれないものが多いからです。

そのため、現在突出した専門性を持ち合わせていない人は、AIなどITに関する学びを視野に入れてみてください。

具体的には以下2つの方法があります。

・教材を購入し、独学で学ぶ
・スクールに通う

中でも、IT業界で働いた経験のない人は、スクールに通うことをおすすめします。

AIの基礎を独学で理解するのは相当難しく、途中で挫折する可能性が高いからです。

また、独学よりも速く知識やスキルを習得できるため、就職までにかかる期間を短縮できるメリットもあります。

STEP3:AIを取り扱う企業に就職する

学びを深めたり自分の市場価値を上げるには、実務経験を積むのが1番です。

逆に、せっかくAIに関する知識やスキルを学んでも実務経験がないと、本当の意味で学びが活かせません。

そのため、スクールを卒業する等ある程度の基礎が身についた方は、実務経験が積める就職先を探しましょう。

「未経験から就職できる企業なんてあるの?」と思うかもしれませんが、基礎的な知識・スキルが備わっていれば、就職できる可能性は十分あります。
ぜひ検討してみてください。

まとめ

以上、本記事ではAIに奪われる仕事・奪われない仕事について解説しました。

本記事を最後まで読んでくださったあなたは、今後「AIに奪われない仕事をしたい」と思っているのではないでしょうか?

日本は将来的に人口が減少していくこともあり、労働力を補う意味でもAI分野の需要が伸びています。

未経験からAI分野に挑戦するハードルは高いですが、興味のある人にとっては楽しく勉強できますし、未経験からでも就職できる企業はあるので積極的に挑戦してみましょう。

実は、弊社ラクスパートナーズもその1社です。

機械学習エンジニアとしての採用を積極的に行っているので、興味のある方はぜひ1度ご相談ください。

rp-saiyou

ラクスパートナーズ 採用担当

ラクスパートナーズ採用チームです。 社内情報をお届けします!