Pythonの効果的な学習方法とは?初心者はこれだけを押さえよう! - らくのーと。

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2022年7月1日

Pythonの効果的な学習方法とは?初心者はこれだけを押さえよう!

世の中にはさまざまなプログラミング言語がありますが、中でもPythonは人気言語の1つです。
その理由は大きく以下の2つ。

・初心者にも学習しやすい言語だから
・幅広い分野に活かせる言語だから

特に右肩上がりのAI分野においては、Pythonは必須のスキルです。

しかし、いくら初心者向けの言語といっても、どうやって学習したらいいのか分からず困っている人も多いでしょう。

そこで本記事では、これからPythonを学習したい人に向けて、以下の内容を解説しています。

・Pythonの学習がおすすめな人
・Pythonが初心者にも学習しやすい理由
・Pythonを学習する際の注意点
・具体的なPython学習方法

ぜひPythonの具体的な学習方法を理解いただければ幸いです。

Pythonの学習がおすすめな人

「Pythonを学習すべきか」で迷っている方は、まず「Pythonを学んで何ができるのか」を理解しましょう。
Pythonでできることは主に以下の4つです。

・Webサービスやアプリの開発
・AI(人工知能)の開発
・データ分析・処理
・ブロックチェーン開発

つまり、これらの業務に携わりたい人は「Pythonを学習すべき」といえるでしょう。
それぞれ順に詳しく解説していきます。

Webサービスやアプリの開発

Pythonの代表的な使用用途は、Webエンジニアが行う「Webサービスやアプリの開発」です。

私たちの仕事や生活において、Webサービスは欠かせません。
Pythonを使った有名なWebアプリは、以下のものがあります。

・Instagram
・Dropbox
・Pinterest

このように大容量が必要なサービスを開発できる点も、Pythonの魅力といえるでしょう。

AI(人工知能)の開発

近年、Pythonが最も注目を集めているのはAI(人工知能)の開発で、この開発を行う人を「AIエンジニア」といいます。

コンピューターが情報を判断して処理するものはすべてAI技術が使われており、その1つが最近スマホにも導入された「顔認証機能」です。

これはAIが顔から本人かどうかを認識するといった、人工知能が生活に役立つ事例です。

現在AIは爆発的に市場が伸びており、それに比例してPythonの需要も増え続けています。

データ分析・処理

データ分析やデータ処理にも、Pythonの技術が使われます。

業務効率化を図るうえで重要なのは「自動化」です。Pythonによって、さまざまな業務が自動化されています。

・Webサイトから特定の情報を抽出する
・集めたデータを指定した順に並べ替える
・見やすいように自動でグラフ化する

データを集めるところから分析までを自動化できる点も、Pythonが注目を集める大きな理由といえるでしょう。

このように膨大なデータを扱う職種を「データサイエンティスト」といいます。

ブロックチェーン開発

Pythonはブロックチェーン開発にも関わっています。

ブロックチェーンとは「暗号技術を用いて、正確な取引履歴を記録する手法」です。

これまでの取引がすべて「1本の鎖」のようにつながっていることから、そう呼ばれています。

ブロックチェーンが注目されている理由は、データの破壊や改ざんが極めて困難だからです。
実際ブロックチェーンによって、多くのセキュリティに関する問題が解決しました。

また、ブロックチェーン技術は現在、以下のようなさまざまなシーンで役立っています。

・病院等で患者カルテの管理
・イベントのチケット管理
・アートの著作権管理

Pythonの学習がプログラミング初心者におすすめの理由

上記の通り、Pythonはさまざまな場面で活用するプログラミングスキルです。

同時に「初心者でも学習しやすい」という点も魅力で、主な理由は以下の3つです。

・コードが短い
・将来性が大きい
・多くの情報が出回っている

以下、それぞれの理由を詳しく解説していきます。

コードが短い

初心者に学習をおすすめできる最大の理由が「コードが短い」ことです。

PythonはJavaと比べてコードが1/4程度であり、それによって以下のメリットがあります。

・スムーズに理解できる
・コードを書く時間が短くなる
・エラーが起きても原因を見つけやすい
・修正しやすい

日本語においても、文章が短い方が簡潔で分かりやすく感じることでしょう。

これは、プログラミングにおいても同様です。

将来性が大きい

将来性が大きい点も、Pythonの学習をおすすめできる理由です。

Pythonの求人数は2022年時点で10,000件以上もあり、需要は今後も伸び続けると予想されます。

需要がある仕事には、以下のメリットがあります。

・転職しやすい
・高年収を稼ぎやすい
・条件も交渉しやすい

これらの要因は、働きやすさにも大きく影響するでしょう。

ただし、AI化が進めば、Python以上に適した言語が誕生する可能性もあります。

そのため「Pythonを学べば一生安泰」というわけではないので、注意してください。

最新の知識やスキルを勉強し続ける姿勢は必要です。

多くの情報が出回っている

多くの情報が出回っていることも、Pythonの学習をおすすめできる理由です。

プログラミング初心者は学習を進める際に、分からないことが必ず出てきます。

そんな時もPythonに関する情報は多いので、分からないことを調べて解決しやすい点も大きなメリットといえるでしょう。

これがマイナーな言語だと、そうはいきません。調べても解決策となる情報が見つからないことはよくあります。

この「多くの情報が出回っている」というのは、人気言語だからこその魅力です。

Pythonを学習する際の注意点

初心者に学習をおすすめできるPythonですが、短所もあります。
ここでは、Pythonを学習する前に知っておきたい注意点を2つ解説します。

・Python単体ではあまり使えない
・日本語でのサポートが少ない

Pythonを学習する前に、これらの注意点をしっかり理解しておきましょう。

単体ではあまり使えない

1つめの注意点は、Python単体では活かせるシーンが少ないことです。

・HTML(文書など、データを読み取る言語)
・CSS(ページのデザインやレイアウトに使われる言語)
・JavaScript(サービスの動作設定に使われる言語)

Pythonはこれらの言語と組み合わせて、初めて効果を発揮できる言語といえるでしょう。

Pythonを仕事で活かそうと思ったら、基本的に他の言語も学ぶ必要があります。

日本語でのサポートが少ない

2つめの注意点は、Pythonは日本語のサポートが少ないことです。

Pythonは世界的に見たら歴史ある言語ですが、日本で使われるようになったのはわりと最近です。

これは英語をあまり得意としない人からすると、若干の不便さを感じるかもしれません。

しかし、近年は分かりやすい教材も増えているので、言語の問題は徐々に解消されつつあります。

Pythonのおすすめ学習方法

ここまでの内容を読んで「Pythonを学習したい」と思う人は目的意識もあり、Pythonを学んで活かせる可能性が高いでしょう。
最後に、初心者におすすめなPython学習方法4ステップを解説します。

STEP1:書籍やオンライン教材で基礎を理解する
STEP2:質問できる環境に身を置く
STEP3:実務に役立つ資格を取得する
STEP4:実務経験を積める企業に就職する

以下、それぞれのステップについて詳しく解説していきます。

STEP1:書籍やオンライン教材で基礎を理解する

まずはPythonの全体像を学習できる教材を活用し、基礎を身につけるのがおすすめです。

最近はプログラミング学習に関する教材が充実しており、体系的に学べる書籍や、無料もしくは安価で学べるオンライン教材もあります。

特にオンライン教材では、演習問題のような実際に手を動かして理解度を確認できるツールも多く、初心者の学習にはおすすめです。

このとき大事なのは、プログラミングを丸暗記しないことです。暗記しようとすると、覚えることが膨大で嫌になってしまう可能性が高いので注意しましょう。

とにかく手を動かして「少しずつ慣れていけばOK」くらいの気持ちで臨むのがおすすめです。

STEP2:質問できる環境に身を置く

ある程度の基本が理解できたら、次は実際に手を動かしながら簡単なサービスを作っていきましょう。

このときに、必ずと言っていいほど分からないことが出てくるので、質問できる環境に身を置くことをおすすめします。

特にPythonは「インストールが上手くできない」など、初心者がつまずくポイントがあるので要注意です。

具体的には「プログラミングスクール」や「オンラインサロン」などのコミュニティに入ってみましょう。

こうした環境は基本的に分からないことを質問できる環境が揃っており、安心して学習を進められます。
また、一緒に頑張る仲間ができることも強みであり、自然と継続的に学習する習慣が作れる点もおすすめです。

STEP3:実務に役立つ資格を取得する

他にも、実務に役立つ資格を取得しておくと就職も有利になります。
中でもPythonに関するおすすめの資格は以下の2つです。

・Python3エンジニア認定基礎試験
・Python3エンジニア認定データ分析試験

「Python3エンジニア認定基礎試験」は文字通り、Pythonの基礎知識・スキルがあることを問われる試験です。

プログラミング初心者でも1か月程度で合格できるので、最初に取得することをおすすめします。

しかし、これだけではすらすらコードをかけるレベルにはならないので、その次は「Python3エンジニア認定データ分析試験」に挑戦してみましょう。

こちらはよりPythonを使った実践的なデータ分析力を問われます。
しかし、どちらも合格率は80%以上なので、丁寧に勉強していけば十分クリアできる試験です。

STEP4:実務経験を積める企業に就職する

上記2つの資格を取得できたら、実務経験の積める企業に就職しましょう。

やはり就職して、実務をこなすのが1番の勉強です。

「未経験で採用してもらえる企業なんてあるの?」と思うかもしれませんが、IT業界は未経験でも就職できる企業がたくさんあります。
というのも、人手不足に悩んでいる企業が多いうえに、学歴や資格を問わず働けるからです。

ちなみに、私たちラクスパートナーズも未経験から社員を採用しており、Pythonのスキルを活かせる仕事をご用意しているので、興味のある方は1度ご相談ください。

まとめ

以上、Pythonをこれから学習したい人に向けて、知っておきたい基礎知識と具体的な学習方法を解説しました。

Pythonの学習は、教材や学べる環境、世の中に出回っている情報も多いことから、プログラミング初心者にもおすすめです。

具体的な学習方法を1つずつ取り組めば、Pythonを活かせる仕事に就くのは難しくありません。
私たちラクスパートナーズも人材を募集しています。

・Webエンジニア
・AIエンジニア
・データサイエンティスト
・ブロックチェーンエンジニア

これらの仕事をしたい方や興味のある方は、ぜひ1度ご相談ください。

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