- できるだけ将来性のある仕事に就きたい
- エンジニアに興味があるが、種類がたくさんあり違いが分からない
そのように思ってはいませんか?
QAエンジニアは非常に将来性のある職業の1つであり、本記事はQAエンジニアに関する以下の情報をまとめています。
- 仕事内容
- 将来性があるといえる理由
- QAエンジニアに向いている人の特徴
- QAエンジニアになるために必要なスキルとなり方
現在QAエンジニアに興味のある人は、ぜひ参考にしてください。
目次
QAエンジニアは将来性のある仕事
結論、QAエンジニアは非常に将来性のある仕事です。
そういえる理由を以下で解説していきます。
QAエンジニアとは
QAエンジニアは「Quality Assurance engineer」の略称で、日本語にすると「品質保証エンジニア」です。
つまり、ソフトウェアの品質を保証するために品質管理や動作テストを行うのが主な仕事で、具体的には以下3ステップの業務を担当します。
- テスト計画を立てる
- テストを実施する
- 報告と改善案を考える
近年ではエンジニアの中でもソフトウェア関係の需要が特に伸びているため、現在非常に注目されている職業です。
ソフトウェアはどんどん複雑化しており、QAエンジニアはより高い品質管理スキルが求められます。
次々に新しい知識をアップデートするのは大変かもしれませんが、IT化が進む以上、間違いなく将来性のある仕事といえるでしょう。
テストエンジニアとの違い
QAエンジニアとよく混同される職業に「テストエンジニア」がありますが、QAエンジニアとテストエンジニアは仕事内容が異なります。最も大きな違いは、以下の通りです。
テストエンジニア:システムが完成する前にテストを行う
QAエンジニア:システムが完成した後に、品質上の問題がないかを確認する
QAエンジニアはテストエンジニアが行う動作確認に加えて「品質として問題なく、サービスとして使いやすいか」のような顧客目線での確認も行います。
QAエンジニアの平均年収
QAエンジニアの平均年収は、500万円程度です。
dodaが行った2021年の平均年収ランキングによると、日本の労働者全体の平均年収は403万円という結果でした。
平均年収と比べると、QAエンジニアは高年収が期待できる職業といえるでしょう。
QAエンジニアは将来性があることに加えて、スキルアップに応じて年収が上がりやすいことが大きな理由です。そのため、中には年収1,000万円を稼ぐ人も珍しくありません。
ただし、初年度の年収は300〜400万円程度であることがほとんどで、徐々にスキルアップをしていけば、年収の伸びも期待できると考えられます。
参考「doda:平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」
https://doda.jp/guide/heikin/
QAエンジニアの適性
QAエンジニアに将来性があることは、ご理解いただけたと思います。
しかし、中には「自分がQAエンジニアに向いているのか?」と思う人もいるでしょう。
そこで、QAエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を解説します。
QAエンジニアに向いている人
QAエンジニアに向いているのは、以下の特徴に当てはまる人です。
- 細かい作業もストレスなくこなせる
- 集中力がある
- 計画性がある
- 分からないことを自分で調べられる
- チームでの仕事が好き(得意)
QAエンジニアは、細かい部分まで品質チェックが求められるため、計画的に細かい作業をこなせる力が重要です。
さらにシステムやソフトウェア、品質保証に関する幅広い知識が必要であり、常に新しい知識のアップデートも求められます。そのため、分からないことを自分で調べる力も必要でしょう。
また、エンジニアというと1人で淡々と作業を進めるイメージがあるかもしれませんが、プロジェクトには必ずチームで関わります。そのため、関係者と協力しながら仕事を進める力も重要な資質です。
QAエンジニアに向いていない人
反対に、QAエンジニアに向いていないのは、以下の特徴に当てはまる人です。
- コツコツと作業を進めるのが苦手
- 常に新しい知識を吸収する意欲がない
- 正確さよりスピード重視
- 突発的な残業がどうしても嫌
これらのうち上記3つは、向いている人の反対ともいえる特徴ですが、他にも「突発的な残業が嫌」という人は向いていません。
システムやソフトウェアの開発は予定通りに進まないことが多々あります。
しかし、クライアントに提出する納期は守らなければなりません。
また、予想外のエラーや不具合が見つかればその修正対応に追われるため、突発的な残業は受け入れる必要があるでしょう。
QAエンジニアに必要なスキル
ここまででQAエンジニアの概要やあなた自身に適性があるかどうかは、なんとなくお分かりいただけたのではないでしょうか?
ここからは、QAエンジニアを目指す際に必要な以下3つのスキルを解説します。
- ソフトウェアの基礎知識
- 品質マネジメントに関する知識
- プログラミングスキル
ソフトウェアの基礎知識
ソフトウェアとは、ハードウェア(機械の本体)に機能を持たせるためのデータを指します。
例えば、スマートフォンには電卓機能が付いていますが、電卓が使える理由は「電卓機能というソフトウェア」が組み込まれているからです。
QAエンジニアはソフトウェアの品質を管理する仕事なので、ソフトウェアに関する知識があることは大前提といえるでしょう。
品質マネジメントに関する知識
QAエンジニアの大きな役割は「品質管理」です。そのため、品質に問題があるのかないのかを判断できる、品質マネジメントの知識は必要不可欠でしょう。
また、開発されるシステムに合わせたテスト技法を決める役割もあります。
テスト手法はさまざまなものがありますが、時間やお金には限りがあるため、より適切な手法を選んで品質を検証しなければなりません。
プログラミングスキル
システムやソフトウェアの開発には、必ずプログラミングが使われています。そのため、プログラミングに関する知識がないと、不具合があった場合に原因が特定できません。
また、QAエンジニアに直接エラーの修正対応を求められることもあるので、プログラミング言語の習得は必須といえるでしょう。
コミュニケーション力
先ほどもQAエンジニアの仕事は「チームワークが大切」とお伝えしましたが、そのためのコミュニケーション力も必要です。
各自が役割を持っており、自分の役割を全うするチームでないと、プロジェクトの進行はどんどん遅れていきます。
また、QAエンジニアは品質管理テストを行った後の報告や使い勝手に関するミーティングなど、意見交換を発表する場面も多いので、自分の意見や考えを適切に伝える力も重要です。
QAエンジニアになるには
これからQAエンジニアを目指すなら、以下3つのステップを行うのがおすすめです。
- STEP1:実務で役立つ資格を取得する
- STEP2:プログラミングスキルを習得する
- STEP3:就職エージェントに相談する
それぞれの詳細を順番に解説していきます。
STEP1:実務で役立つ資格を取得する
まずは実務で役立つ基礎的な資格を取得しましょう。QAエンジニアの仕事に活かせる代表的な資格は、以下の3つです。
- JSTQB認定テスト技術者資格
- ソフトウェア品質技術者資格認定
- 品質管理検定(QC検定)
名前の通り、各分野の知識やスキルを証明できる資格です。どれも初心者向けのコースや級があるので、気軽に挑戦できます。
STEP2:プログラミングスキルを習得する
プログラミングスキルのある人は、QAエンジニアとして採用される可能性が上がります。
中でも必要となるのは、以下の言語です。
- Java
- C言語
- C++
- Javascript(React)
これらのプログラミングスキルを独学で学ぶと理解に時間がかかり、知識が定着しないこともあります。
そこで無料でプログラミングを学べる「Progate」などの学習ツールを活用するのがおすすめです。
また、当社でもQAエンジニアのスペシャリストとして活躍するための育成を行っていますので、よければ検討してみてください。
STEP3:就職エージェントに相談する
QAエンジニアに役立つ資格やスキルを勉強したら、最後は就職に向けた対策を行いましょう。
おすすめは「IT分野に強い就職エージェントに相談すること」です。
プログラミングスキル習得の話と同様、就活も専門家を上手く頼りながら進めることで、より最短で就職できます。
ちなみに、私たちラクスパートナーズは、未経験から一人前のエンジニアを目指すための「プログラミングスクール超えの研修カリキュラム」をご用意しています。
もし興味があれば、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
以上、QAエンジニアの将来性と向いている人の特徴、これから目指す人に向けて必要なスキルとなり方を解説しました。
QAエンジニアは将来性もあり人手が足りていない職業なので、未経験であっても学習次第で就職は可能です。
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