社員を知る

2022年4月18日

QA一期生。新規事業の初期メンバーの今を聞く。

こんにちは!
ラクスパートナーズ採用担当の高塚です。

2021年4月から事業スタートした弊社QAエンジニア部門。
新規事業となるため、社内に前例がない中で入社したメンバーは不安なことも多かったと思います。
※QA:quality assuranceの略。品質保証を指す。

事業開始から1年。入社から今まで濃密な経験をしたメンバーにお話を伺ってきました。
弊社への入社を決めたきっかけや、研修を受け実際に現場に出て感じたことなど、ここだけのエピソード満載です!

QAエンジニア1期生 Yu
2021年4月入社。文系大学出身。前職はプラスチック製品の品質保証管理を担当。
<目次>

QAエンジニアを目指すまで

-どうしてエンジニアを目指そうと思ったのですか?
前職はプラスチック製品の品質保証を担当していました。
QA業務ではあるのですが、一作業者といった業務が多く、得たスキルを他でも活かしていける感覚を持てなかったことがキッカケでした。

もともとの志向として【日本のプロダクトを世界に発信したい】という想いがあり前職を選択したのですが、実際に業務に就いて感じた将来の不安もあったため、それならば技術を身に着けながら日本のプロダクトを世に広めていけるポジションに就こうと考え始めました。

日本が世界に誇れるプロダクトはたくさんありますが、自身でプロダクトを作ってみたいという想いもあったので、知識を持てば自主的にプロダクト作成をしやすいエンジニア職を選択しました。

-そうなのですね。たくさんの分野のエンジニア職がある中でもQAを選択したのはなぜでしょうか?
私自身、正義感の強いタイプなので【品質を守る】といった、最後の砦のようなポジションはマッチしていたんです。
前職でもプロダクトの品質を守るポジションにやりがいを感じていました。
そこに+αでスキルを身につけたかったというところで、IT業界でのQAエンジニアを選択しました。

-QAエンジニアを募集している企業はたくさんあったと思いますが、ラクスパートナーズを選んだ理由はどのようなところがあったのでしょうか?
そうですね、たくさんありました。
その中でも絞って、15社くらい応募した記憶があります。
今だから話せますが、最初は正直なところ「数を打てば当たる」の気持ちで応募しました(笑)

実際に応募してラクスパートナーズの情報を調べたのですが、成長していて勢いのある会社だなと思ったのが第一印象でした。
親会社も含め安定した基盤があることも安心できたのですが、一番の決め手としてはビジョンでしたね。
会社として【ITでお客様の仕事を「楽」にする】というビジョンを掲げていて、自分の想いと重なる部分が見えたことが魅力でした。

-同じ想いをお持ちだったんですね!
やっぱり効率化を図っていく方が生産性も高まりますし、自動化できるようなところがあればどんどん取り入れていきたい想いはあったんですよね。
会社として掲げているビジョンだったので「自分にマッチする企業なのでは!」と期待が高まりましたね。

実際に入社して感じたこと

-ラクスパートナーズは研修を強みとしていますが、実際に研修を受けてどう感じましたか?
3ヶ月の研修を受けましたが、研修中はとにかく目の前のことをこなしていくことに必死でした。
Java基本文法⇒Java開発⇒テストケース作成⇒JSTQB認定資格の輪読…といったように、3ヶ月でこなせるのか?といった量感の研修です。
採用担当の方から事前に話は聞いていたので、ある程度の覚悟はできていましたが、実際に目の前にすると進むスピードは本当に早くてビックリしました。

ですが、その分教えてもらったことはとても役立っています。
研修では講師やメンバーとディスカッションを重ねてテストケースを作成したりもしましたし、実際にお客様先にジョインして現場の状況にとてもフィットした研修を受けていたのだなと感じました。
どの現場にも100%合致する研修というのはないと思っていますが、この3ヶ月の研修は間違いなく今の自分のベースになっています。

-研修後は実際のお客様先で業務をしていくことになりますが、現場が決まったときはどのような気持ちでしたか?
研修を終えて大きく期間は空かずに現在の現場へジョインすることが決まりました。
すでにラクスパートナーズの先輩がジョインしている企業様だったので安心感もある一方、QAエンジニアとしては自身が初のジョインとなるためプレッシャーはありましたね。
先輩たちが築き上げてきた信頼を崩すわけにはいかないと思っていたので。

-QAエンジニア一期生だからこそのプレッシャーですね。
そうですね。
だからこそお客様とのコミュニケーションは大切にしていましたね。
お客様先にもQAチームでの立ち上げとしてジョインしたので、QAとしての知見者がいない状態からのスタートでした。
開発に優秀な方がいて、単体テストや結合テスト、コードベースのテスト等はその方が知見を持たれていたので、いち早く知識を吸収するために質問を重ねていました。

-ジョイン当初はどのような業務から始めたのですか?
QAはまず仕様を知らないとテストケースの作成もできないので、しっかりと把握ができるよう開発担当の方にヒアリングを重ねました。
わからない点は「この仕様はどうなってますか?」とプロジェクトに関わる方たちに質問し、リバースエンジニアリングみたいに仕様をまとめていく…といった作業からのスタートでしたね。
案件の進め方など任せてもらえて、裁量も大きかったのですが、必死な部分も大きかったので最初の方はキャッチアップしているというより【とにかくこなしている】といった感覚が強かったです。

-大変でしたね。実際にジョインしてから1年近く経ちますが、現在はどのような業務を担当されていますか?
当初は「とにかくこなす」といったところに必死でしたが、だいぶ気持ちの面でのゆとりは出てきたかなと思います。
プロジェクトのテストケース作成・実行、報告修正、仕様検討も任せていただいていますね。
またQAエンジニアチームの立ち上げとしてジョインさせていただきましたが、現在ではメンバーも増えマネジメントも任せてもらえています。

QAエンジニアの業務について

-QAエンジニアの業務というと開発の最終段階で携わってくる部門…といったイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうか?
そういったイメージはありますよね。
ですが今の現場では要件定義の最初の段階から携わることが多いです。
最初の段階から各部門とすり合わせていくことで、テスト実行の目的はズレにくくなりますし、進めやすいなと思います。

-そうなのですね。意外でした。
QAエンジニアと聞くと、世に出ている情報が少ない分、スキルを積んでいけるイメージが湧かないという方もいると思うのですが、実際はプロジェクトには最初から最後まで関わるために幅広い知識が必要な職種です。
開発回りの知識も必要になってきますし、インフラ回りの知識も欠かせません。
それゆえにQAエンジニアは希少価値の高い職種だなと思っています。

-幅広い知識に触れる機会があるのは今後のキャリアにつながっていきそうですね。
そうですね。
色々な知識が必要であるからこそ、エンジニアとしてのファーストステップとしてQAエンジニアは良い職種かなと思っています。
開発部分もインフラ部分も見ていけるので、どちらかでキャリアを突き詰めていきたいと思った際にも身を振りやすいですしね。
QAエンジニアとしてキャリアを続けないとしても、活かしていけるスキルが残るのは魅力だと思います。

-ただ、幅広い知識が必要な分、エンジニア職は文系だと厳しいのかなと思ったのですが…
いえ、そんなことはありませんよ!
もちろん技術力も必要なんですけれどね(笑)
ラクスパートナーズのエンジニアは文系の方も多く活躍されていますよ!

更にQAエンジニアに関して言えば、個人的には文系の方が向いている職種だと思います。
QAエンジニアはまずシステムの仕様をしっかりと把握できていないと仕事になりません。
把握できていなければミスマッチなテストケースを作ってしまい、手戻りが発生してしまうので…

「こうだろう」で進めるより、しっかりとコミュニケーションを取ってテストでどの部分を見ていきたいのか、というところをしっかりと汲み取っていける力が必要だと思います。

QAエンジニアとして大切にしていること

-QAエンジニアとしてお仕事をするにあたって、大切にされていることはありますか?
コミュニケーションも大切にしているのですが、その他の部分で言うと決断力、ですかね。
品質を担保するために【止める】ということも時には必要だと思っています。

QAは開発プロセスの一番最後のところにあって、ここを抜けるとそのシステムが世に出ることになるんですよね。
なので、世に出せる品質のものなのかということはしっかり見極めて適切な決断をするように心がけています。

-スケジュールを止める、というのは勇気が必要ですよね。
そうですね。
個人としてもスケジュール通りに進めたい気持ちはありますが、QAエンジニアとして品質の部分は譲れないところだと思っています。

とはいえ、闇雲に止めているわけではなく、各部門に相談した上で判断をしています。
テスト実施をして気になる部分があった場合、開発担当にも相談し、止めることでどれくらいのインパクトがあるのか、リリースがどれくらい遅れることになるのかといったことを確認します。
その上で止めてでも改善したほうが良いものなのか、後日対応としていくものなのかといったところを決めていくイメージです。

今後の目標とメッセージ

-今後の目標を教えてください。
フルスタックを目指したいと思っています。
QAとしてマストである品質保証を行っていくことはもちろんのことですが、自動化などの知見もあってコードもバリバリ書ける…
そしてインフラ回りの知識もしっかりと保有してエラー復旧も自身で対応できるまで成長できたらカッコイイなと。

QAエンジニアなので、最初はテストケースから経験を積んでいきますが、ゆくゆくは知識の枝を色々な方向に広げていき、ドキュメントべ―スで終わらないQAエンジニアになっていきたいですね。

-最後に後輩たちへのメッセージをお願いします!
エンジニアとして仕事をするということは、技術のキャッチアップは避けて通れない道。
新しい技術が出るたびにキャッチアップしていく、世の中の情報に感度を持つという覚悟は必要です。
またQAエンジニアは他職種と比較して、ネット等での知見の共有が少なく、自身で手法等を確立していく部分も多々あります。
そういったことを楽しめる方はエンジニアとしても活躍していける方だと思います。

ラクスパートナーズはベンチャー企業から大企業まで色々な現場を見て、自身の知見として積み上げていけることが大きな魅力です。
エンジニアとしての第一歩を踏み出すなら、弊社の環境はとてもオススメです。

このインタビューを見てくださっている方とも一緒に働ける日がくることを楽しみにしています!


Yuさん、ありがとうございました。
これからのご活躍も楽しみにしています!

高塚愛梨

高塚 愛梨

2018年1月入社。 本社スタッフ採用を担当しています。 人と人の縁をつないでいく採用のお仕事が大好きです。 らくのーと。ではラクスパートナーズの魅力をお伝えできるよう、がんばります!